アイホッと療法

「こもれび会員様たちに治療中リラックスしてもらいたい」という思いを込めて、アイ(Eye)ホッと(HOTとホッと)療法を開始いたしました。
この治療の目的は2つです。

太陽:左右のこめかみの少し前、ややへこんだあたり。承泣:黒目の下、骨が当るい部分。攅竹:左右の眉頭の横、骨のくぼんだあたり。上晴明:攅竹のやや下、目頭の上、眉頭の下あたり。

1.疲れ目、ドライアイの改善

目の周辺を温めることで血管を拡張させ、疲労物質を押し流します。また、マイボーム腺(目の表面を覆う油を分泌し、涙の蒸発を防ぐもの)の詰まりを解消し、油分の分泌促進を促すことで、目に潤いを与えます。
さらに目の周りにあるツボをまとめて温めることでお灸治療を行ったのと同じ効果を目指します。
ちなみに、視覚野は脳の深い部分で思考回路と繋がっているため、目の改善は脳の改善にもなります。

2.自律神経の改善

毎日スマホやパソコンなど光るものを見続けるのは、目にとって非常に過酷です。
これにより目のピント調節をしている筋肉が常に緊張し、血流悪化、目の周りの冷えが生まれます。その状態では交感神経が過剰に働き、顔面から首の筋肉が緊張し、脳への血流が制限されてしまいます。
その結果、疲れ目はもちろん、頭痛、倦怠感、のぼせ、不眠など、自律神経のアンバランスがみられるようになります。これらの症状に対して目のまわりを温めれば、血流が良くなり、酸素が供給され、目の筋肉が柔らかさを取り戻し、体がリラックスしていきます。また、目もとには自律神経の働きを切り替えるスイッチ(三叉神経)があり、ここを温めることで交感神経優位の緊張状態から副交感神経優位のリラックス状態へと変化していきます。つまり、目を温めることは自律神経を調整、改善し体全体をリラクゼーションするのです。
こもれびの診療所では、それぞれの治療にこのアイホッと療法を加えることで、皆様に更なる癒しを提供し、治療効果を最大限に引き出したいと考えています。

目もとの温め方のポイント

  • 40℃で温める~人間の身体が心地よさを感じる“快適温度”は約40℃であり、この温度で温めると、副交感神経が優位になり、リラックスできることがわかっています。
  • 蒸気で温める~蒸気を含んだ熱のほうが乾いた熱よりも、身体に深く広く伝わるため、高いリラックス効果が期待できます。

以上2点を踏まえて、当院では40度の蒸気浴にてアイホッと療法を行うようにしています。

なお、アイホット療法はこもれび会員様に限り無料で施行いたします。ただし、鍼、点滴治療を行う場合限定であり、また季節限定であることをご了承ください。

・参考文献 森岡清史 「目を温めると身体が自然によみがえる」 sanctuary books 2016