山元式新頭針療法®(YamamotoNewScalpAcupuncture=YNSA®)

宮崎県の医師、山元敏勝先生が創案された療法で、その名の通り治療点を頭部に求める鍼治療です。
日本発のこの治療は、ドイツ・アメリカ・ブラジルを始め14カ国で医療として導入され、また世界6大陸すべてで実践されています。その治療効果の高さからハーバード大学医学部やドイツのケルン大学でも高く評価され、世界各国で数万人以上の医療従事者が実践しています。
YNSAが世界中に広がった理由は、適応疾患の幅広さと、症状改善の即効性にあります。
加藤は、この治療法を創始者の山元敏勝先生から日本で唯一の直弟子として、3年間マンツーマンで学び、以後10年以上にわたって年に数回宮崎を訪れ修行を継続しながら、同時にのべ1万人以上の患者さんに実践しています。
私はYNSAを行うにあたり、恩師山元先生から、「愛を常に携えて困っている人を助けてあげてください」という言葉を送られました。
師から学んだこのYNSAが、今困っている方を助ける一助になれば幸いです。

適応疾患

  • 脳卒中後の後遺症状
  • 中枢神経疾患の諸症状
  • 肩、首、腰、膝などの痛み
  • しびれ
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 不安、鬱傾向などの精神症状

副作用・リスク

大きな副作用は特にありません。稀に鍼の恐怖で気分が悪くなる方がいらっしゃいますが、その場合は速やかに横になり、抜鍼することで改善されます。

治療回数

疾患により異なります。痛みの場合は数回で完治可能な場合もありますが、脳梗塞後の麻痺など、難治性疾患の場合は繰り返さなければ対応できない場合もあります。なお、YNSAは魔法ではありません。脳神経疾患の患者さんが、発症する前の状態に戻らないこともあります。しかし、リハビリに行き詰まった方が、来院前よりも改善する可能性が高い治療法です。

※ こもれびの診療所に常勤する2名の鍼灸師と共に、「アキュゾーンセラピー」「モーションテスト」「経絡治療」などの鍼治療技術に加え、「トリガーポイント注射」「鍼電極低周波治療」「交流磁気治療」「オゾン局所注射」なども併用し、それぞれの患者さんにあわせた最善のオーダーメイド鍼治療を行っています

〜YNSAをもっと詳しく知りたい方のために〜

各国におけるYNSA

ドイツ: 中国式鍼灸学習後数十時間受講。試験に合格した者は一部疾患に対して保険診療で治療可能。
アメリカ: 2007年5月ハーバード大学・大学院より招待講演。その後も何度かYNSAの講習が行われる。
オーストラリア: シドニー大学において2009年より医学部の授業に取り入れられる。
イタリア: 山元敏勝医師、イタリア国立代替医療センター客員教授となる。
ハンガリー: ブダペスト大学にYNSA研究所設立。
ブラジル: 医療保険可能。YNSA導入後鎮痛剤処方量が11%減少したとの報告あり。政府により作られた「Yamamoto Clinic」では無料でYNSA治療を実施している。

論文

ハンガリーペーチェ大学代替医療研究所 山元新頭針治療を用いた脳卒中患者のリハビリテーション:パイロットスタディ (Rehabilitation of stroke patients using Yamamoto New Scalp Acupuncture: a pilot study.)

バーセルインデックスと言うA D L(日常生活動作)の評価尺度を使い脳梗塞の患者さんを2年間追跡調査した結果、従来のリハビリテーションで介入したグループに比べて、YNSAで介入した患者さんの2割以上回復率が高かったとの報告。

帝京大学医学部附属病院麻酔科 頸髄損傷による中枢性疼痛に対して頭皮鍼が奏効した一症例

「頭皮鍼治療により疼痛は治療開始前の30%程度となり、同時に上肢筋力の回復も認めた。他の治療は全く行われず、鍼治療による副作用はなかった。頭皮鍼治療は脊髄損傷による神経障害性疼痛に積極的に用いて良い治療と思われた」(『慢性疼痛』VOL.29、No.1 2010)との報告。

その他

医学論文データベース“Pubmed”を使ってYNSA(Yamamoto New Scalp Acupuncture)を検索すると2020年現在、世界各国から19の論文がヒット。

このように高い治療効果を示す医療技術であることから、山元医師は世界中から指導要請を受け、近年まで毎月各国に赴き指導にあたてきた。また2018年までは、宮崎のご自身の病院でも、アメリカ・ブラジル・ドイツ・イタリア・ヨーロッパなど、世界各国の医学部の教授クラスのDr.たちが、毎年40〜50人、一週間の日程で来日し、山元先生の手技を学んでいた。中には20年近く毎年来日し、常に進化し続けるYNSAを定期的に学び、その内容を自国に持ち帰って講習会を開き、YNSAの啓蒙活動に取組んでいる医師もいる。
現在山元医師は90歳を超えられ、体調の問題によりセミナー指導を行っていないが、これまで山元医師の指導を受けた世界各国の医師を中心に勉強会が開かれ、YNSAを実践する医師が続々と増えている。
世界では、このように高い評価を受けているにも関わらず、お膝元である日本でのYNSAの評価は、近年まで思わしいものではなく、医師会からは30年近く無視され、鍼灸師会においても、医師が開発した治療ということで、講演依頼はほとんどなかった。
しかし2013年、山元医師と加藤で立ち上げたYNSA学会の誕生により、日本でも一気に広がりを見せ、2020年現在、医師・歯科医師・鍼灸師・獣医師の会員が600名を超える会に成長し、年に一度、YNSA全国学術大会も開催されている。また加藤はYNSA学会副会長としてYNSAの技術指導セミナーを毎年行い、これまで延べ千人以上の治療家に指導している。

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