腸管リフォーム療法
- 腸管内の血流促進作用~傷んだ腸管に血流を流すことで、腸管機能の改善を図ります1)。
- 活性酸素除去及び抗炎症作用~活性酸素、炎症は腸管を傷つける2大原因です。これを改善させることで腸管を立て直します2)。
- 免疫細胞活性・安定作用~体内の7割が存在する腸管内の免疫担当細胞を活性、安定させます。これにより腸管内の感染のリスクが軽減します。また炎症/抗炎症のバランスが改善されます。
- 精神安定作用~オゾン療法に伴う難病患者の多幸感、QOL向上が報告されています。脳内ホルモンなどの影響によりメンタル的な改善があったのではないかと推定されています。
- 致死的腹膜炎(命にかかわる腸の病気)患者にオゾン注腸療法を5回行ったところ、死亡率が95%から36%に減少しました。また事前にオゾンの予防投与を行った場合、死亡率が80%から0%に減少しました3)。
- コロナ感染において、オゾン注腸療法を行ったグループは、行っていないグループと比較して、治療 5 日目に PCR正常化した人は31%多く、また入院期間も 2.5 日短いことが報告されました4)。
- 腸管内の血流促進作用~交流磁場により体内に渦電流が発生することで、患部の血流速度、血流量が増加します。これにより、腸管の痛みを過敏にしていた疼痛物質や老廃物が排除されます。また豊富な血液により、疲弊した腸管に栄養が補充されることで、改善が促進されます。
- 自律神経改善作用~交流磁場による渦電流発生にて、自律神経が刺激され活性化します。これにより自律神経が安定することで、脳と腸がともに安定し、穏やかな腸を手に入れることができます。
- 交流磁気ベッドに横になり、まず磁気治療をスタート
- 左側臥位になり、看護師が直径5.0㎜程の細くて柔らかいチューブを肛門より5㎝程度挿入
- オゾンガスを直腸内に数分かけて直接注入(基本はその後腸管内善玉菌群移植療法も併用)→終了後抜去
- その後仰向けになり、交流磁気合計30分とともに終了。
腸管リフォーム療法とは、長期間の間違った食事やストレスなどにより崩れてしまった腸管を、「オゾン」と「磁気」を使って改良・改善していく治療方法です。
腸管リフォーム療法1:オゾン注腸療法
オゾンを使った治療は日本国内ではあまり知られてはいませんが、イギリス、ドイツ、スイス、イタリア、オーストリア、ロシア等のヨーロッパ諸国では、100年以上の歴史を持つ既に安全と効果が確立されている治療法です。イギリスのエリザベス女王がアンチエイジングに行っていたことで有名になった治療法でもあります。
オゾン注入療法の効果
オゾン注腸療法の効果としては、以下の報告がなされています。
以上、4つの効果により腸管の改善だけでなく、メンタルの安定をも促し、腸管の改善、さらに腸管に影響を与える脳、自律神経の安定を目指します。
効果
腸管リフォーム療法2:全身磁気治療
腸管リフォーム療法においてオゾン注腸に併用するのが“全身交流磁気治療”です。
これは、医療機器として認められた磁場発生装置を使用する治療方法で、体の深部まで磁力線を到達させることで、様々な治療効果を発揮します。
特に腸管リフォーム療法で期待するのは血流促進と自律神経改善です。
ヨーロッパ伝統医療の「オゾン」と、日本先進補完代替医療の「磁気」を合わせた統合医療的治療です。この治療を、腸内細菌が住む住居(腸管)を立て直す、という思いを込めて「腸管リフォーム療法」と名付けました。
下痢や便秘、腹部膨満のない穏やかな住居(腸)をぜひ手に入れてください。
腸管リフォーム療法の効果
下痢型の過敏性腸症候群において85%以上が改善5)
腸管リフォーム療法のやり方
投与間隔
★1クール:10回
初回~5回:1週間に1回程度
6回~10回:2週間に1回程度
この間、食事指導やストレス対策などをプラスします。
ただ、私もそうですが、ストレスや食事の不摂生が続くことで、症状が再度見られてしまうこともあります。よって私は、1~2か月に1回程度継続することで、腸を常時良い状態に維持するようにしています。
副作用
1)オゾン注腸療法
オゾン大量自家血療法(点滴)における有害事象(副作用率)は0.0007%と非常に少なく、また症状が出ても軽症のみ、また素早く消失するため非常に安全と考えてよいと思われます。
なお治療当初、便秘の人が軟便ぎみになる、下痢の人はかえって便秘気味になる、などの訴えがある場合もありますが、数回の投与にて基本落ち着いていきます。
2)交流磁気治療
ペースメーカー禁忌などをしっかり守れば、重度の副作用はありません。
血管拡張作用に伴い、少し湯あたりのようなふらっとすることがありますが、お水を飲むなどで速やかに消失する軽い症状がある程度です。
注意
当院で使用しているオゾン発生装置は、ドイツにて承認された医療機器(Ozonsan photonic Dr. Hansler製)を使用し、また投与方法も日本医療・環境オゾン学会臨床研究部会が推奨するドイツオゾン学会マニュアルに従って行っております。
ただし、日本では未承認の医療機器であるため、必ず同意書が必要になりますことをご理解ください。
値段
1回:6,500+税
参考文献
1)Bernardino Clavo et al. 2003
2)Renate Viebahn-Haensler, “The Use of Ozone in Medicine” 5th Ed. 2007
3)Schulz et al. 1999
4)Olga S. León Fernández et.al. キューバ保健省 2021