プレミアム栄養点滴

    プレミアム栄養点滴

    こもれびの診療所では、世界的に有名なマイヤーズカクテル点滴と、院長の加藤が得意とするグルタチオン点滴をブレンドした「プレミアム栄養点滴」を行っています。
    リピーター続出の栄養点滴、ぜひ一度お試しください。

    マイヤーズカクテル栄養点滴

    治療法の概要

    マイヤーズカクテル栄養点滴は米国の代替統合医療のクリニックでは定番の点滴療法です。
    インフルエンザ、感冒症候群、慢性疲労症候群、偏頭痛、喘息、うつ病、アスリートの運動能力向上など多くの疾患に有効な点滴療法です。
    マイヤーズカクテルの基本はマグネシウム、ビタミンB群、ビタミンCといった人間の体の中に存在している栄養素だけを配合し、30分で静脈注射します。急速にビタミンやミネラルの血中濃度を上昇させることで薬理学的な効果が期待されます。

    歴史

    メリーランド州ボルティモア市の開業医であるジョン・マイヤーズ( John Myers )先生が30年以上にわたり、喘息、慢性疲労、うつ病の患者さんのために実践し効果を上げている歴史の長いビタミン・ミネラル点滴療法です。その後継者であるアラン・ガビー(Alan R. Gaby)先生が、その治療を受け継ぎ、現在に至っています。
    ガビー先生の報告では、11年間に外来で1,000人の患者に15,000件の点滴療法を実施。これまでに30以上の学会やセミナーで数千人の医師に教育講演をし、全米各地の統合代替医療や自然療法の医師がマイヤーズカクテルを臨床で処方しています。

    構成内容

    以下に構成内容を詳しく見ていきます。

    マグネシウム

    生体の300種類以上の代謝酵素の補助因子で、体内は正常に動かすための必須ミネラルです。
    それ以外に、筋肉の異常緊張の緩和、エネルギー産生器官であるミトコンドリアの改善、抗ストレス作用、細胞内糖取り込み改善作用などにより、こむら返り、眼瞼痙攣、頭痛、血圧、慢性疲労、ストレス、血糖などの改善作用が期待されます。

    ビタミンC

    免疫システムをサポートし、感染症状を減弱する役割を担います。

    • 風邪に対して症状緩和効果を持つ。効果は量に依存する(Douglas 2000)
    • 平常時1日3回、1000㎎内服、風邪などの時は1時間おきに6回1000㎎の摂取にて飲まないグループに比べて85%症状が減少した(Gorton 1999)
    • ビタミンCの摂取量を増やすと、白血球の遊走性がアップする(Anderson 1992)
    • ビタミンCの経口摂取でウイルスの不活化が実証
    • その他ビタミンCの効能
      ・副腎改善~ビタミンC投与により抗ストレスホルモンを放出する副腎機能改善によりストレスに強い体になる
      ・美肌効果~活性酸素抑制、コラーゲン合成補助作用により、皮膚のしわやシミを防ぎ、傷ややけどの治りを早くしてくれる

    なお、通常のプレミアム栄養点滴の場合ビタミンC投与量は2ℊとなりますが、可能なら25ℊ投与をお薦めします。詳しくはビタミンC点滴を見てください。

    ビタミンB群

    ビタミンB群は多くの酵素の補酵素として働きます。さらにお互いが活性化、代謝のために必要とし合うため単独ではなくB群でとることが望ましいです。
    ビタミンB群全体の作用として、外肺葉系(脳・神経・皮膚・口腔粘膜)の改善、糖代謝の安定、ミトコンドリアの活性によるエネルギー産生作用などを持ち、体内にとって必須のビタミンとなっています。

    しかしビタミンB群は、慢性炎症、感染症、ストレス過多、アルコール多飲、妊娠中、薬の多飲、腸内環境悪化時(B1以外のビタミンB群は腸管内細菌によって作られる)に消費量が増大するため、現在日本人は慢性的に不足している方が多いです。よってこれを外部から入れることは、体内の安定、改善には必要と考えられます。

    ビタミンB群の効果をそれぞれ個別にみてみましょう。

    ビタミンB1~疲労回復(ミトコンドリアエネルギー産生改善、疲労物質乳酸を分解)、抗ストレス、脳の動きを活発にするなどの効果を持ちます。また糖質代謝、アルコール代謝にも必須のミネラルの為、スイーツ、お酒好きの方は積極的な摂取が推奨されます。

    ビタミンB2~三大栄養素の代謝を促しますが、特に脂質の代謝に不可欠なためダイエットサポートビタミンともいわれます。脂質代謝改善により、血液ドロドロをサラサラに変えてくれるので生活習慣病の予防にもなります。その他、細胞の再生、皮膚や粘膜の健康維持作用も持つため、美肌作用、爪、髪質の改善、口内炎の予防効果などが期待されます。

    ビタミンB3~糖、脂質、蛋白、すべての栄養の代謝にかかわります。また長寿遺伝子として注目されているサーチュイン遺伝子の働きを活性化するとの報告もあります。

    ビタミンB5~重要物質補酵素Aの構成要素です。副腎の活動にも必須ビタミンで、副腎疲労回復により、疲労消失、ストレス低下に寄与します。

    ビタミンB6~特にタンパク質代謝にかかわっています。B6の存在下でトリプトファン(タンパク質)から幸せホルモンであるセロトニンを、グルタミン酸(タンパク質)から鎮静性の神経物質であるGABAを作り出すことができ、これにより精神的に安定した幸せな状態を作り出すことができます。またB6は体内インスリン生成に関わるため、血糖に問題を抱える人にはおすすめされます。それ以外にも免疫グロブリン作成などにもかかわります。

    グルタチオン

    アミノ酸の一つ。別名システインペプチドと呼ばれます。健康を達成し、これを維持していくうえで必須成分と考えられ、体内のあらゆる臓器で常に一定レベル存在している必要があります。代表的な効能は以下のようになります。

    • 活性酸素除去作用~活性酸素は体内で細胞膜を破壊し、DNAを傷つけることで、生活習慣病を引き起こしたり、老化を促進したりします。グルタチオンはこの活性酸素(過酸化脂質)を95%減少させる力を持ちます。
    • デトックス作用~毒素や薬物に対してグルタチオン抱合を行うことで細胞外に排出し、デトックスを促します。
    • 肝臓機能改善作用~グルタチオンはアルコール飲用により発生した脂肪肝の解毒に役に立ちます。
    • 美肌作用~皮膚のシミ成分であるメラニンを消去させます(元名古屋大学 野崎博士)
    • 肺機能強化作用~グルタチオンにより肺食細胞強化、肺機能正常化(ハーバード グリーン博士)
    • ストレス改善作用~グルタチオンが社会的ストレスの状態において有効(元聖路加国際病院 西崎医師)

     

    適応疾患

    マイヤーズカクテル点滴療法の適応疾患

    マイヤーズカクテル点滴療法は、以下の疾患に対する効果が報告されています。

    気管支喘息
    1. マイヤーズカクテルを喘息患者に投与すると通常は数分以内に改善する。
    2. 安定した時は1~2週に1回の注射で維持療法をする。
    3. 気管支喘息の患者にマグネシウム1.2g静注で喘息発作の改善、1秒率の増加、入院回数の減少が報告されている。
    4. その他、マイヤーズに含まれるビタミンC、B1、B2、B3、B5も実験的な喘息発作に有効であると報告されている。
      (Gaby AR: Myers’ cocktail, Alternative Medical Review 2002;7(5):389-403)

    線維筋痛症
    • 消炎鎮痛剤や抗うつ剤の投与、運動療法などで症状の改善がなく8年以上の線維筋痛症の病歴がある7人の患者に週1回のマイヤーズカクテル点滴療法を8週間実施
    • 結果~疼痛レベルは60%減少(p<0.005)、倦怠度は80%減少(p<0.005)
      (Massey PB. Reduction of fibromyalgia symptoms through intravenous nutrient therapy: results of a pilot clinical trial. AlternTher Health Med. 2007;13:32-4.)

    慢性疲労症候群
    • 10人の慢性疲労症候群に週1回以上治療
    • 結果~半数以上が明らかに改善。注射の継続はほぼ全員において体調の改善に役に立ち、2,3人は最終的に治療をやめることができた。
    • 疲労感を伴う患者におけるマグネシウム、ビタミンB12の使用を支持する研究がいくつかあり、今回の改善もそれによるものではないかと考察される。

    ( Manuel Y, Keenoy B, Moorkens G, Vertommen J, et al. Magnesium status and parameters of the oxidant-antioxidant balance in patients with chronic fatigue: Effects of supplementation with magnesium. J Am Coll Nutr 2000;19:374-382.)

    偏頭痛

    最近の臨床試験で、片頭痛の治療としてのマグネシウムの静脈注射の良い影響が示されたものがいくつか報告されている。

    その他

    うつ病、こむら返り、急性上気道炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、心不全、狭心症、慢性蕁麻疹、生理不順、耳鳴、自律神経障害、不定愁訴症候群、インフルエンザ、子宮頸がんワクチン副作用などに有用であると報告されています。

     

    グルタチオン点滴製剤の適応疾患

    グルタチオンの静注製剤は下記の適応症が認められています。

    1. 薬物中毒、自家中毒、周期性嘔吐症
    2. 慢性肝疾患における肝機能の改善
    3. 急性湿疹、慢性湿疹、皮膚炎、蕁麻疹、リール黒皮症、肝斑、炎症後の色素沈着
    4. 妊娠悪阻、晩期妊娠中毒
    5. 角膜損傷の治癒促進
    6. 放射性療法による白血球減少症、放射線宿酔、放射線による口腔粘膜の炎症

     

    副作用及び注意事項

    マイヤーズカクテル、およびグルタチオンによる副作用の報告はほとんどありませんが、血管内に直接投与するため、常に副反応・副作用については注意する必要があります。

    1. 急速に投与(急速静注)するとマグネシウムによって熱感、場合によっては低血圧、失神を誘発することがあるとされます。しかしこもれびの診療所では急速静注することはなく、30分以上かけてゆっくり点滴静注しますので、まず問題になることはありません。
    2. アナフィラキシーショックは稀です。原因は防腐剤などの添加物と考えられます。1回目はとくに注意して行います。

     

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