矢追インパクト療法(Yaoi Impact Therapy:YIT)

    矢追インパクト療法

    これは岩手県の矢追博美先生が、30年ほど前に開発された、画期的なアレルギーや自己免疫疾患の治療法です。
    「適度な刺激」すなわち“インパクト”を与えることによって、免疫の状態を改善させるという方法を取ります。
    インパクトとして使われるものは、ハウスダスト、カンジダのアレルゲンのエキスを数億倍以上に薄め、0.005〜0.01mLと極微量皮内注射するという非常に安全な治療法です。

    なぜ、このような微量な刺激で免疫を含めて改善していくのか?これについて矢追先生は以下ように表現しています。

    「私は人間の体はたえず健全な肉体と精神を維持するための、生命の絶え間ない流れのようなものに乗っていると考えています。これを”生命流”(バイオフロー)と呼んでいます。いってみれば一つの都市機能のようなものです。そのなかには広い幹線道路や細い脇道が網の目のように通り、さまざまな生産工場や廃棄物処理場があり、電線や電話線、ガス管、水道管や上下水道などが張りめぐらされています。それらが順調に機能していれば健康な状態、トラブル続きで不調な時は体調が悪い状態とみることができます。 人は誰でも弱点を持っているものです。矢追インパクト療法は、その弱い部分に、あえて苦手な刺激を少しずつ、適度に与えて、わざと小さなトラブルを計画的に繰り返し起こしてやるのです。 こうしてひんぱんにトラブルが発生するようになると、体の総合防衛軍本隊は、弱い部分をもっとしっかり補強しようと、ほかのところ以上に手をかけて修復・点検し、根本的な手直しをします。しかもそのとき、防衛機関そのものも、より丈夫で機能的なものに整備・強化されてゆくのです。 このようにして、いままで弱かったところが強化され、全身の臓器の調和がとれて、”生命力”が活性・賦活化されるというわけです。」

    適応

    • アレルギー
      鼻炎、結膜炎、花粉症、気管支喘息、慢性気管支炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、化学物質過敏症、慢性じんましん、皮膚掻痒症(皮膚のかゆみ)
    • 自己免疫疾患
      関節リウマチ、シェーグレン症候群、SLEなど
    • 各種痛み
      腰痛、肩こり、しびれ
    • 全身疲労
      疲れ易い、慢性疲労症候群、虚弱体質、発育遅延、風邪を引き易い、くり返す扁桃炎、胃腸虚弱
    • 精神疾患
      うつ状態、更年期障害
    • 不定愁訴的症状
      冷え性、レイノー現象、つわり、生理痛、
    • その他
      一部の高血圧症、脳卒中後の麻痺など

    なお、この矢追インパクト療法は、なぜ日本人が知らないのかと不思議に思うほど世界的な評価は非常に高いものです。

    【これまでの矢追先生受賞歴】
    1997年グルジア共和国小児アレルギー学会:特別名誉会員
    2001年日本文化振興会:社会文化功労賞、菊花勲章
    2009年国際連合協会:特別功労賞 ローマ法王ベネディクト16世から祝辞
    2011年米国保健社会福祉省大統領評議会:大統領最高賞
    2012年ホワイトハウス:大統領ボランティアサービス賞 オバマ大統領祝辞 

    矢追インパクト療法の実際

    矢追インパクト療法は減感作療法をヒントにしたとはいえ、現在では、まったく違った治療法といっても過言ではありません。
    安全性の高さ、効果の確実性、対応できる病気の種類の圧倒的な多さ、注射の回数や手間の少なさなど、矢追インパクト療法の方が圧倒的に優れた治療と言えます。

    • 注射液の内容と注射方法
    • 数億万倍~数京倍(兆のさらに上のけた)に薄めた、ハウスダストなどのアレルゲンエキスを体の数ヶ所に極少量皮下注射します。

    • 注射の頻度(個人差が大きい)
    • 病状や反応によりますが、最初は3日から10日間隔で注射を行います。
      体調の改善が確認できたら、注射の間隔を2週間、3週間と徐々に伸ばしていきます。
      すぐに結果が出ないこともありますが、あせらず続けてください。

    • 効果
    • 基本的には数か月かけて、ゆっくり効果をあらわしますが、注射したその日に効果が出ることもあります。
      例えば、鼻炎や鼻づまりなどは、注射したその日に緩和されることがあります。(もちろん、その日には緩和されないこともあります)
      注射の本当の効果は、1ヶ月から半年後に免疫力が上がるにつれて出てくると思ってください。

    • 副作用
    • 注射後に眠気の起こる方がいらっしゃいますが、眠くなる成分はいっさい含まれておりません。
      極めて敏感な方はだるさや微熱がごくまれに起こりますが、通常数日以内におさまってきます。
      命にかかわるような危険な副作用は現在まで報告されていません。

    • 薬の併用
    • 薬は当初は併用することもありますが、体調の改善に合わせ減薬していきます。

    • 費用 (健康保険は使えません)
    • 料金:1回5,500円(単独)
      他の治療との併用:4,400円
      *つぼうちオプション:+2,200円

    注意事項

    • 本ページの内容は、一般的な健康情報の提供を目的としており、特定の疾患に対する診断・治療を保証するものではありません。
    • 本治療は医薬品医療機器等法上の承認を得ていないため、医療保険制度は使用できません。自費診療となります。
    • 効果や効能は個人差があり、必ずしも全ての方に効果があるわけではありません。

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