ラジオ波温熱マッサージ
- ドーパミンは「やる気」や「報酬感」を生み出し、ポジティブな気持ちを高めます。
- 背中はやや強め、腹部は優しく触れることで、最も効果的に分泌されます。
- 身体の痛みや不安、ストレスをやわらげ、深いリラックスと快感をもたらします。
- 孤独や不安を感じたサルに仲間がグルーミングをすると、エンドルフィンが上昇したという研究も報告されています。
- C繊維とは?:「皮膚」や「内臓」などに分布している細くてゆっくり伝わる神経線維で、痛み・温度・触れられた感覚などを主に伝えます。
- 毛のある皮膚の浅い部分に分布しており、撫でられる心地よさを感じ取ります。
- この繊維が刺激されると、脳の「報酬系」や「情動」に関わる領域が活性化され、オキシトシン(愛情ホルモン)が分泌されます
- ストレスがやわらぎ、安心感や幸福感が生まれます
- C触覚線維が反応する「理想の触れ方」:特殊なスピードで皮膚を軽く、優しく撫でると、最もよく反応します。
- 温度:少し温かいほうが心地よさを高めます。
- つまりラジオ波の温かく、ゆったりした刺激は、C触覚線維を効果的に刺激➡オキシトシン分泌促進➡リラックス・不安の軽減・免疫調整効果などが期待されます。
- セロトニンは不安やイライラをやわらげる作用があり、施術後は穏やかな心に。
- セロトニンはやがてメラトニンへと代謝され、自然な眠気や深い睡眠を導きます。
- 深い癒しの状態を導く脳波変化を引き起こす
- 圧をかけるマッサージによって、脳波がα波(リラックス状態)に変化し、ベータ波(覚醒)は減少します。
- 心が静まり、深い安らぎや心の安定、意志力の回復が得られます。
- 実験で、ある速さで刺激を受けた人は、副交感神経(リラックスの神経)が最も高まることが確認されています。
- 腹部に存在する自律神経節(自律神経の中継点)が温められることで神経伝達がスムーズになり、自律神経の働きが調整される可能性があります。
- 交感神経と副交感神経のバランスが整い、ストレスや不安の軽減、消化機能の改善など、全体的な自律神経系の調整に役立ちます。
- 皮膚の深部にあるパチニ小体(圧覚センサー)を適度に刺激することで、迷走神経が活性化されます。
- 温熱により、血管拡張を促し、内臓や皮膚への血流が増加し自律神経の安定化、特に迷走神経を介した副交感神経の活動の活発化により体がリラックスしやすくなります。
- 迷走神経は、心拍を穏やかにし、呼吸を深く、全身を「休息モード」に切り替えます。
- ラジオ波の温熱刺激+手技によるリズム圧はストレスの軽減、心拍数の低下、消化機能の改善など、体と消化管がリラックスした状態へと導きます。
- マッサージでストレスホルモンのコルチゾールが低下したとの報告多数あります。
- 腕を5分撫でられたグループは、その後の作業能力が大幅に回復し、ストレス耐性が向上することが確認されたとの報告もあります。
- ラジオ波マッサージは「癒す」だけでなく、ストレスからの回復力=レジリエンスを高める手段でもあります。
- 血行及びリンパ液の促進:ラジオ波によって組織が温められると消化器官への酸素供給や栄養供給が向上し、胃腸の働きが安定化します。
- 筋肉の緊張緩和:筋肉の緊張が緩和され、胃腸の蠕動運動がスムーズになるため、消化機能の向上が期待できます。
- 代謝促進:温熱によって代謝が高まるため、脂肪の分解やエネルギー消費が促進され、消化機能全体の効率が向上します。
- 腸内フローラ(腸内細菌のバランス)改善:迷走神経が安定し、また腸の動きを活性化することで、腸内細菌のバランスが改善する可能性があります。
- 排便及び排ガスの促進:腸内に溜まった便やガスをスムーズに排出することにより、腸の快適さを取り戻すことができます。
- 血行が改善されるため、肩こりや腰痛などの症状緩和します。また筋膜の柔軟性が高まり、体全体の運動機能が向上することにより、動作がスムーズになり、痛みやこりが軽減されます。
- 筋肉の弾性力を回復させ、痛みを和らげる効果があります。また腹部を中心とした筋肉の緊張をほぐし、血流やリンパの流れを改善することにより、筋肉の疲労回復が促進され、全身のリラクゼーションが得られます。
- 免疫力の向上、基礎代謝の向上が得られます。
- 疼痛閾値が上昇することで、お腹の痛み(不快感)を感じにくくなります。
- HSP(Heat Shock Protein 熱ショックタンパク質)が増加し、腸管、自律神経経路、脳システムの改善が期待されます。
*HSP:熱ストレスにより産生する万能修復タンパク質。HSP増加により、脳―自律神経―腸の問題点の修復が可能となります。 - 皮膚の線維芽細胞にはオキシトシン受容体があり、刺激されるとコラーゲンやヒアルロン酸が生成され、肌のバリア機能が向上し、ハリや潤いアップ➡肌の若返りが期待できます。
- Q副作用は?
- A体には無害ですが、全身の血行促進による湯あたりのような反応が出る場合があります。眠気、倦怠感、喉の渇きなどが出やすい症状ですが、一過性のものですのでご安心ください。また、これらの症状が見られた場合には、次回の施術時間や熱量の調整をします。
- Q施術を受ける際の注意事項は?
- A以下3点ご注意ください。
1)体内に金属(歯の金属を除く)がある方
2)ペースメーカーを装着している方
3)妊娠またはその可能性のある方
※アトピー性皮膚炎または皮膚アレルギーをお持ちの方は医師に相談してください。
※施術にリラックス作用あるため、車の運転、注意を必要とする業務、過度のトレーニングなどはご注意ください。場合によっては、活動を控えていただく場合があります。心配な方は必ず医師にご相談ください。 - 本ページの内容は、一般的な健康情報の提供を目的としており、特定の疾患に対する診断・治療を保証するものではありません。
- 本治療は医薬品医療機器等法上の承認を得ていないため、医療保険制度は使用できません。自費診療となります。
- 効果や効能は個人差があり、必ずしも全ての方に効果があるわけではありません。
ラジオ波温熱マッサージとは?
ラジオ波温熱マッサージとは、ラジオ波を使って体の深部まで温めながら、同時に腹部や背骨周辺部などをマッサージしていく治療法で、当院では腹部の問題がある人の中心的治療となっています。
温熱療法には、ホットパットなどがありますが、これらは体の表面のみしか温めることができません。しかしラジオ波は、お腹を⊕のプローブ(導子)と⊖のアース(対極板)ではさみ、1秒あたり導子約50万回電気を行き来させることで、腹部腸管内に熱(摩擦熱)を直接発生させ、腸管の温度を3~5度アップさせることが可能です。このように体表ではなく、腸管内の温度を上げることを可能にしたのが、ラジオ波温熱マッサージです。
ラジオ波温熱マッサージは腸脳相関を整える
「腸脳相関」、これがお腹の治療でカギになる言葉です。「腸は脳及び自律神経と強く相関がある」、つまり腸の治療においては、脳と自律神経の治療も大切である、という意味です。実際、過敏性腸症候群やSIBOにおいては消化管のみの治療で改善することのほうがまれで、自律神経、脳の治療も必要とする症例がほとんどです。
これに対して、ラジオ波温熱マッサージは、脳腸相関に関わる脳―自律神経―腸のすべての治療を行うことができます。
①脳へのアプローチ
脳内ホルモンの改善
温熱マッサージは科学的に4つの“脳内ホルモン”の分泌促進効果が報告されています。
1.ドーパミン(快感・意欲のホルモン)
熱を加えながらマッサージすると、ドーパミンの分泌が増加します。(マッサージスタートすぐより)
2.エンドルフィン(痛みを和らげる脳内麻薬)
柔らかくゆったりとした刺激によりエンドルフィンが放出。(マッサージスタートすぐより)
3.オキシトシン(愛情・信頼ホルモン)
オキシトシン(愛情・信頼ホルモン)
4.セロトニン(心を整えるホルモン)
リズミカルなマッサージによって、セロトニンが自然に分泌され、精神の安定を促します。(施術から10分ほどから)
②自律神経へのアプローチ
ラジオ波温熱マッサージは、最新の脳科学・神経科学の研究から、その癒しの効果は神経線維及び自律神経を通じての心理面でも明確に効果が証明されています。
1.自律神経を整え、副交感神経を高め
2.適度な「圧」が迷走神経を刺激し、全身の回復に
3.ストレスホルモン(コルチゾール)を抑える
③腸へのアプローチ
④ その他身体へのアプローチ
ラジオ波温熱マッサージまとめ ― 心と体を優しく包む再起動スイッチ
1)脳腸相関の治療として
ラジオ波温熱マッサージは、単なる「お腹のマッサージ」ではなく、科学が裏付けた“幸福ホルモン療法”であり、“自律神経バランス療法”でもあります。
2)C触覚繊維とオキシトシン
皮膚の浅層に存在する「C触覚線維」を優しく刺激することで、オキシトシンなどの癒しホルモンが分泌され、脳・腸・神経系にまで広がるリラクゼーション効果と自己治癒力を高めていきます。
3)温熱とマッサージのダブル効果
深部をじんわり温めながら、心に触れるような人の手のぬくもりと技術が合わさることで、ストレス・疲労・自律神経の乱れ・消化不良・不安感など、目には見えない「心身の疲れ」にまで深く届く新しい治療法です。
ラジオ波温熱療法Q&A
価格
3300円/10分
注意事項