反応性低血糖・副腎疲労外来

    心療内科

    当院では、メンタル的な問題で多いとされる「慢性疲労」、「不眠」において、「反応性低血糖及び副腎疲労」を念頭に、心療内科とは一線を画した対応をしています。

    これまで精神科、心療内科を通い歩き、お薬だけで問題解決できなかった方は、「副腎疲労」という視点で見てみると突破口が開けるかもしれません。

    詳しくはユーチューブ「こもれびの診療所」の「副腎疲労シリーズ1~12」でお話していますのでぜひそちらもご参照下さい。

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    反応性低血糖

    心療内科

    疲れやすい・集中力がない・イライラが続く・気分が塞ぐ・感情を抑えられない等、これらの原因に反応性低血糖があるかもしれません。

    これは、氾濫する過剰な糖質や刺激物、ビタミンやミネラルが失われた保存料漬けの食品、常に競争や不眠を強いられる社会的ストレス等により血糖コントロールが不安定になり、様々な身体的・精神的症状が引き起こされた状態です。

    特に問題になるのが、糖質過剰後に起こる低血糖症状です。これに伴い、冷静な思考・判断が難しくなります。またその際に防護策として分泌される血糖上昇ホルモンは、ダイレクトに感情面へ影響を及ぼします。

    初期症状としては、疲労感・不眠・集中力の低下・頭痛・神経過敏・不安・恐怖感・めまい・拒食や過食等ですが、悪化すると感情がコントロール出来なくなるばかりか、発作的に泣く・暴れる・精神錯乱・幻聴・幻覚・自傷行為・自殺観念など、顕著な精神症状を呈します。

    また、この現象は、副腎疲労の原因にもなり、それによりますます症状が複雑かつ難治性になっていきます。
    このような症状が出た時、通常は “心の病”と判断され、精神科や神経科にて、向精神薬などが処方されます。しかし、抗精神病薬を内服しても解決しない人は非常に多く、実はその背後に、反応性低血糖が隠されていることが少なくないと考えます。
    なお反応性低血糖症は薬で治すのではなく、食事の改善とサプリメントを必要に応じて使うことで、身体の回復を目指します。
    この場合欠乏を防ぐ目的ではなく病態改善が目的であるため、ビタミンB群やビタミンCなどは「日本人の摂取基準(厚生労働省)」の数倍以上が至適量であることもあります。

     

    副腎疲労

    1)副腎

    心療内科

    副腎は、左右の腎臓の上にあるピラミッド型をした臓器です。

    重さは5gととても小さいですが、コルチゾール、アルドステロン、性ホルモン、アドレナリン、ノルアドレナリンなど生きるのに必須のホルモンを分泌することにより、心臓や血管の循環器系の調節、エネルギー産生(炭水化物代謝、血糖コントロール、タンパク質・脂質から糖新生)、免疫バランス維持、抗炎症、ストレスコントロールなど、身体にとって重要な働きをコントロールしています。

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    2)副腎疲労

    心療内科

    副腎疲労とは、反応性低血糖、人間関係などのストレス、慢性炎症、重金属・化学物質の蓄積、寝不足・運動不足といったライフスタイルの乱れなどが原因となり副腎の機能が低下した状態です。

    これによりホルモンバランスが乱れた結果、慢性的な疲労、精神不安、食欲不振、下痢、アレルギーなどの様々な症状が引き起こされます。

    なお副腎疲労は、正式な病気と認知されているものではないため、通常行われている医療の中では治療対象とはなっていません。よって保険診療の対象外となっています。しかしアメリカにおいては、30年以上前からこのような病態があることが示され、種々の検査や治療法が導入されています。よって当院においても、副腎疲労の検査の一部はアメリカの方に直接送って判定しています。

     

    3)副腎疲労の診断

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    これらの症状の2つ以上あれば、副腎疲労を考慮します。

    副腎疲労の検査としては

    1. 14日間連続24時間血糖検査(こもれびの診療所)
    2. オリゴスキャンに伴う有害重金属検査・必須ミネラル検査(こもれびの診療所)
    3. 血液検査(日本国内)
    4. 唾液中副腎ホルモン日内変動検査(米国)
    5. 尿による有機酸検査(米国)

    などがあり、これらを適宜組み合わせながら診断していきます。

     

    4)副腎疲労ステージ分類

    副腎ホルモンは以下のように様々なものがあります。

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    この中で、副腎皮質と呼ばれる部分から分泌される“コルチゾール”と“DHEA”の2種類のホルモン測定し、以下の症状と組み合わせてステージ分類を行います。

    どのステージにおいても、基本的に必ず行われるのが低血糖対策を含めた食事指導と、運動、睡眠などの生活習慣対策です。それに加えて必要に応じてストレス対策や有害金属排泄を促すデトックスなどが取り入れていきます。
    ただし、ステージ3、晩期代償不全まで進むと、疲弊が強く、日常生活も妨げられてしまいます。その場合、積極的な回復治療を必要とします。

    当院では

    • 点滴~こもれび元気回復点滴(ミトコンドリア機能回復・副腎機能回復・解毒・抗酸化・幹細胞活性の5つの力で回復をはかるこもれびオリジナル点滴)
    • 栄養分析後、各患者様ごと唯一無二の栄養療法を提案、実践
    • 脳自律神経回復治療

    を状況に応じて行います。

    元気が出ない、集中力がない、ぐっすり眠れない、不安感が強い、疲労感が取れない、などで苦しんでいる方は、ぜひ一度、反応性低血糖及び副腎の改善を試みてください。
    一人でも多くの方の笑顔が戻るように私たちも全力を尽くします。

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