腸管リフォーム療法

    腸管リフォーム療法

    腸管リフォーム療法とは、長期間の間違った食事やストレスなどにより崩れてしまった腸管を、「オゾン」と「磁気」を使って改良・改善していく治療方法です。

    腸管リフォーム療法1:オゾン注腸療法

    オゾンを使った治療は日本国内ではあまり知られてはいませんが、イギリス、ドイツ、スイス、イタリア、オーストリア、ロシア等のヨーロッパ諸国では、100年以上の歴史を持つ既に安全と効果が確立されている治療法です。イギリスのエリザベス女王がアンチエイジングに行っていたことで有名になった治療法でもあります。

    オゾン注入療法の効果

    オゾン注腸療法の効果としては、以下の報告がなされています。

    • 腸管内の血流促進作用~傷んだ腸管に血流を流すことで、腸管機能の改善を図ります1)。
    • 活性酸素除去及び抗炎症作用~活性酸素、炎症は腸管を傷つける2大原因です。これを改善させることで腸管を立て直します2)。
    • 免疫細胞活性・安定作用~体内の7割が存在する腸管内の免疫担当細胞を活性、安定させます。これにより腸管内の感染のリスクが軽減します。また炎症/抗炎症のバランスが改善されます。
    • 精神安定作用~オゾン療法に伴う難病患者の多幸感、QOL向上が報告されています。脳内ホルモンなどの影響によりメンタル的な改善があったのではないかと推定されています。

    以上、4つの効果により腸管の改善だけでなく、メンタルの安定をも促し、腸管の改善、さらに腸管に影響を与える脳、自律神経の安定を目指します。

    効果

    1. 致死的腹膜炎(命にかかわる腸の病気)患者にオゾン注腸療法を5回行ったところ、死亡率が95%から36%に減少しました。また事前にオゾンの予防投与を行った場合、死亡率が80%から0%に減少しました3)。
    2. コロナ感染において、オゾン注腸療法を行ったグループは、行っていないグループと比較して、治療 5 日目に PCR正常化した人は31%多く、また入院期間も 2.5 日短いことが報告されました4)。

     

    腸管リフォーム療法2:全身磁気治療

    腸管リフォーム療法

    腸管リフォーム療法においてオゾン注腸に併用するのが“全身交流磁気治療”です。

    これは、医療機器として認められた磁場発生装置を使用する治療方法で、体の深部まで磁力線を到達させることで、様々な治療効果を発揮します。

    特に腸管リフォーム療法で期待するのは血流促進と自律神経改善です。

    • 腸管内の血流促進作用~交流磁場により体内に渦電流が発生することで、患部の血流速度、血流量が増加します。これにより、腸管の痛みを過敏にしていた疼痛物質や老廃物が排除されます。また豊富な血液により、疲弊した腸管に栄養が補充されることで、改善が促進されます。
    • 自律神経改善作用~交流磁場による渦電流発生にて、自律神経が刺激され活性化します。これにより自律神経が安定することで、脳と腸がともに安定し、穏やかな腸を手に入れることができます。

    ヨーロッパ伝統医療の「オゾン」と、日本先進補完代替医療の「磁気」を合わせた統合医療的治療です。この治療を、腸内細菌が住む住居(腸管)を立て直す、という思いを込めて「腸管リフォーム療法」と名付けました。
    下痢や便秘、腹部膨満のない穏やかな住居(腸)をぜひ手に入れてください。

    腸管リフォーム療法の効果

    下痢型の過敏性腸症候群において85%以上が改善5)→2025年1月現在、それ以外に便秘型過敏性腸症候群、SIBO、リーキーガット(腸漏れ)症候群、などでも同様の高い効果を認めています。

    腸管リフォーム療法のやり方

    1. 交流磁気ベッドに横になり、まず磁気治療をスタート
    2. 左側臥位になり、看護師が直径5.0㎜程の細くて柔らかいチューブを肛門より5㎝程度挿入
    3. オゾンガスを直腸内に数分かけて直接注入(基本はその後腸管内善玉菌群移植療法も併用)→終了後抜去
    4. その後仰向けになり、交流磁気合計30分とともに終了。

    投与間隔

    • オゾン注腸療法の治療間隔について
      (あくまでも一つのモデルケースです。この間隔が絶対というわけではありませんので、患者様の状態に応じて調整いたします)

    初回~10回目:基本治療の1クール

    • 初回~4回目:1週間に1回程度
    • 5回目~8回目:2週間に1回程度
    • 9回目~10回目:1か月に2回程度

    11回目以降:継続的なケア

    • 通常、2か月~3か月に1回程度

    *お腹の健康は、食事、環境、体質などの影響を非常に受けやすいものです。一度整った状態でも治療を完全に辞めてしまうと、再度苦労することも少なくありません。よって、治った後こそ、定期的なケアが大切だと感じます。特に、お腹が落ち着くと食生活や生活習慣が徐々に甘くなってきます(加藤もそうです)。よって、いろいろおいしいものを食べても、腸が崩れないように、継続的な治療を推奨しています。

    また、オゾン注腸療法はお腹の健康を改善するだけでなく、全身のケアや健康維持にもつながります。特に、以下のような作用の報告があり、継続的な治療を行うことで、生活の質(QOL)の向上に役立つ可能性があります。

    1. 血流改善と酸素供給の向上
    2. 抗炎症・鎮痛作用
    3. 免疫力の強化
    4. 抗酸化作用とアンチエイジング
    5. 腸内環境の改善とデトックス
    6. 精神的健康の向上

    副作用

    1)オゾン注腸療法

    オゾン大量自家血療法(点滴)における有害事象(副作用率)は0.0007%と非常に少なく、また症状が出ても軽症のみ、また素早く消失するものです。注腸の場合はさらに安全であるため、副作用は非常に少なく、基本安全と考えてよいと思われます。
    なお治療当初、便秘の人が軟便ぎみになる、下痢の人はかえって便秘気味になる、などの訴えがある場合もありますが、数回の投与にて基本落ち着いていきます。

    2)交流磁気治療

    ペースメーカー禁忌などをしっかり守れば、重度の副作用はありません。
    血管拡張作用に伴い、少し湯あたりのようなふらっとすることがありますが、お水を飲むなどで速やかに消失する軽い症状がある程度です。

    注意

    *当院では、ドイツで医療機器として承認されたOzomed® smart を使用しています。ドイツの医療機器メーカー HERRMANN Apparatebau GmbH によって製造されたもので、医療用オゾン機器の開発と製造において長い歴史を持ち、高品質な製品を提供しています。また、治療は日本医療・環境オゾン学会が推奨するドイツオゾン学会のマニュアルに従って行っていますので、安心して受けていただけます。


    ただし、日本では未承認の医療機器であるため、以下のことをご留意ください。

    ■本治療は医薬品医療機器等法上の承認を得ていないため、医療保険制度は使用できません。自費診療となります。
    ■ 未承認医療機器であるオゾン生成機器は、医師の責任において適切な輸入許可のもと輸入され使用されています。
    ■ 本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器・医薬品はありません。
    ■海外で行われていても日本では未承認治療のため必ず同意書が必要になります。
    ■本ページの内容は、一般的な健康情報の提供を目的としており、特定の疾患に対する診断・治療を保証するものではありません。
    ■オゾン注腸療法を含めての腸管リフォーム療法の効果には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。また、当院では治療の結果について特定の効果をお約束するものではありません。

    値段

    1回:6,500+税

    参考文献

    1)Bernardino Clavo et al. 2003
    2)Renate Viebahn-Haensler, “The Use of Ozone in Medicine” 5th Ed. 2007
    3)Schulz et al. 1999
    4)Olga S. León Fernández et.al. キューバ保健省 2021

     

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