お口の清潔は全身治療~次亜塩素酸水と水素水による口腔内洗浄

   

近年「医科歯科連携」の重要性が強調されるようになりました。

理由は、口の中の問題が、全身疾患とかかわることが分かったからです。

例えば歯周病患者は、以下の疾患リスクが高くなることがわかっています。
1)急性心筋梗塞発症は3割高く、死亡率も高い。同様に冠動脈性心疾患も72%高い
2)インスリンの動きを阻害し糖尿病リスクを上昇させる 

3)関節リウマチが2.7倍高くなる。またリウマチ患者は歯周病リスクが8.05倍高い 

4)食道腺がんのリスク43%、胃腺がんのリスク52%上昇。歯周病が大腸がんを増やすとする報告もある(Kato T, et al. 2018)

5)認知症の増加:「Journal of Neurochemistry(2020)』にて歯周病の原因菌ジンジバリス菌を投与すると脳内へのアミロイドβの沈着が促進され、記憶障害も誘発され、認知症の発症に歯周病菌が関わっている可能性が示唆。また、ジンジバリス菌はメタンや硫化水素を排出して、悪臭を放ち口臭の原因にもなる。

6)その他:誤嚥性肺炎の悪化、心内膜炎・骨折・腸内環境悪化・胎児のリスク、SIBO発症増悪の原因 等

これだけリスクのある歯周病ですが、日本人は30歳以上の8割以上が歯周病患者です。

しかし一旦歯周病になると、治癒は難しくなります。特に歯周病菌が「プラーク(歯周病やむし歯菌の塊のこと。1㎎のプラークには、数十億の細菌が住み着いており、歯周病菌の集団が作り出した薄い膜〈バイオフィルム〉で守られている)」を作ると歯磨きだけで対応するのは困難です。

これに対して私たちは「次亜塩素酸水」と「水素水」」を利用します。
臭素を抜いた塩水から電気分解してこもれびの診療所内で作られる次亜塩素酸水は、破壊困難とされるプラークと、それを発生させた歯周病菌の両方を安全かつ強力に洗浄・除菌してくれます。また水素水も有用です。岡山大学大学院歯薬学総合研究科の森田学教授(予防歯科学)らのグループによると、水素水に歯周病の抑制効果があると報告されています。

お口の清潔は、体の清潔につながります。
毎日の歯磨き習慣に加えて次亜塩素酸水、水素水の効能も理解し、ぜひ併用ください。



医療法人社団徳風会 こもれびの診療所:https://komorebi-shinryojo.com/

電話:03-6806-5457
住所:〒116-0003 東京都荒川区南千住5-21-7-2F(旧日下診療所)
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