念を込める

      2021/06/04

私が、日本人として大切にしていることは、

“自分の目の前の人に、念を込めること”

です。

 

今のこの瞬間がすべてで、今が一番で二番、三番はありません。つまり一番に大切、二番に大切ということではなく、今、目の前に存在する、この瞬間に接していただいている人、物こそが最も大切と考えます。

大事な人が優先的に存在するわけではありません。

目の前に妻と子供がいるのであれば、妻と子供も例外ではなく大事にする対象となります。
しかし、今、妻と子供が目の前にいなくて、目の前に100人の人がいるとすれば、その100人の人を一番大事にする。そして二番はない。

 

一番大事な人とゼロの人としかいない。

今この瞬間に、二番目、三番目が存在しないと考えます。

「念」という字があります。この文字を分解すると「今の心」と書きます。

今の心とは何か?今、目の前のこと、人、物を大事にすることです。

今、目の前の人を大事にし、今、目の前のことを大事にする、これを「念を入れる」と言います。
今、目の前のことを、目の前の人を大事にすることが、「念」を入れて生きるということなのです。

「明日」という日は「ない」。常に、今日、今しか存在しない。寝て起きたら明日が来るのではなく、今日、今になるだけなのです。

今日もご縁があって私の前にいてくださる人に、ただ念を込めて、大切にしたいと思います。
まだまだ発展途上ではありますが、いつの日か、そのようなことが常に、いつでもできる医師に、人になれたらと心から思っています。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ハピネス一杯の1日でありますように。





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