”コロナワクチン後遺症治療”の新しい試みとしてポリアミン類を導入します

   

日に日に厳しさを増しているコロナワクチン後遺症治療。
私自身毎日悩みながら、常に新しい情報を取り入れながら治療を行っていますが、この度、新たな試みとして「ポリアミン」の導入を行うことにしました。
これは、ワクチン後遺症治療に大きな可能性があるのではないかと考えています。

●ポリアミンとは
ポリアミン(スペルミジンなど)とはアミノ基を分子内に2つ以上持つ炭化水素の総称です。全生物種の細胞に含まれており、細胞の成長や増殖を始め、細胞の生命活動に関与している物質です。生命活動の維持には欠くことのできない重要な存在で、1)細胞の成長(細胞周期を正常に進行)、2)細胞の生命活動(細胞膜の安定や細胞内シグナルの発現、タンパク質の合成、遺伝子発現にも関与)、3)オートファジーの促進効果
などの効果により、私たちの体に様々な恩恵を与えてくれます。

今回ワクチン後遺症の治療において、ポリアミンに最も期待しているのは「オートファジー効果」の促進です。

●オートファジー
オートファジーとは、細胞が自己消化を行うプロセスであり、老化した細胞や不要な細胞成分を分解し、再利用することで細胞の健康を維持する仕組みです。この機能は、コロナワクチン後遺症でも、がん治療でも非常に大切と考えられております。
世界的に有名なコロナワクチン後遺症治療研究団体FLCCCは、ワクチン後遺症治療で最も重要なものとして、「間欠的ファスティング(断食)」を上げています。間欠的ファスティングとは一日の一定時間食事を取らない方法(12時間ファスティング、16時間ファスティング、24時間ファスティングなど)ですが、これを推奨する理由が”オートファジーの促進”です。断食はオートファジーを促進させる唯一の方法としてあげられており、これによりワクチンにより細胞内に蓄積されたスパイク蛋白や有害物質などを回収・分解・除去し、細胞内の正常化(ミトコンドリア健常性)、さらには幹細胞産生増加による細胞修復、免疫系の恒常性促進による体内免疫機能の改善を目指しています。

さらにオートファジー機能の改善は、細胞の“アポトーシス”能力向上効果も持ちます。

アポトーシスとは、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺、つまりプログラムされた細胞死のことです。これにより古くなった細胞は壊され、新しい細胞へと生まれ変わります。つまりオートファジーは「オートファジー誘導によるアポトーシス」を促進させることができるのです。この機能により、オートファジーで正常化できないコロナワクチン汚染細胞をアポトーシスへ導くことができます。

この、驚異の能力を持つのが「ポリアミン」です。ポリアミンは、間欠的ファスティングと同じように体内でオートファジーを引き起こすことが、多数の論文で報告されています。

・スペルミジンはオートファジーの誘導を通じて前立腺がん細胞の成長を抑制する(Zhu et al. 2018

・スペルミジンはp53とオートファジー依存性のメカニズムを介して腸上皮再建を促進する(Tang et al..2020

・スペルミジンによるオートファジー効果の改善は、遺伝的に異なるマウスの健康寿命を改善する(Madeo et al. 2018

・スペルミジンが細胞内の有害物質を除去する働きを持つ可能性が示唆(Liu et al., 2020

・スペルミジンの投与によりマウスの肝臓における解毒酵素の活性が増加し、体内の有害な物質を分解・排出する能力が向上することが報告(Das et al. 2017

このようにポリアミンが持つオートファジー促進及びこれに伴うアポトーシス誘導作用は、ワクチン後遺症治療にとって非常に重要な働きと言えるのです。

 ●それ以外のポリアミンの効果

ポリアミンにはさらにコロナワクチン後遺症に対して有益な機能があります。
■免疫機能の改善

T細胞内のミトコンドリアでの脂肪酸酸化を増強し、エネルギー供給を向上させることで、T細胞の活性化や機能の向上に寄与する(Geiger et al, 2016

T細胞の脂肪酸酸化を直接活性化して抗腫瘍免疫を回復させる(京都大学 本庶先生グループ)

・スペルミジンの投与により、脾臓やリンパ節の免疫細胞の活性化が増加し、免疫応答が強化される(Eisenberg, T, et al. 2016)

・サイトカイン(免疫応答の調節や炎症反応の制御に重要な役割)を調節することで免疫を改善させる(Madeo, F, et al. 2018).

・免疫耐性(免疫システムの過剰な応答を抑制し、自己免疫疾患やアレルギー反応などの免疫関連疾患を制御する)の向上(Tang, Y, et al. 2020)

■腸内細菌の改善

・スペルミジンは、腸内細菌の成長を調節し、有益な細菌の増加を促すことで、腸内環境を改善し、免疫、解毒機能ともに改善させる可能性(Kasumyan et al., 2016

理論上、ポリアミン類はコロナワクチン後遺症治療の助けになるはずです。

ポリアミンがワクチン後遺症で苦しむ人たちの光になりますようにと祈りを込めて、この治療を新たに取り入れていきたいと思っています。



医療法人社団徳風会 こもれびの診療所:https://komorebi-shinryojo.com/

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