こもれびの診療所の治療~山元式新頭鍼治療(YNSA)2

   

YNSAをもっと詳しく知りたい方のために、もう少し説明をさせていただきます。

☝️各国におけるYNSA
各国におけるYNSAの状況を簡単にお示しします。

ドイツ:中国式鍼灸学習後数十時間受講。試験に合格した者は一部疾患に対して保険診療で治療可能。

アメリカ:2007年5月ハーバード大学・大学院より招待講演。その後も何度かYNSAの講習が行われる 

オーストラリア:シドニー大学において2009年より医学部の授業に取り入れられる

イタリア:山元敏勝医師、イタリア国立代替医療センター客員教授となる 

ハンガリー:ブダペスト大学にYNSA研究所設立

ブラジル:医療保険可能。YNSA導入後鎮痛剤処方量が11%減少したとの報告あり。政府により作られた「Yamamoto Clinic」では無料でYNSA治療を実施している

 

☝️論文

いくつか論文もご紹介いたします。

【ハンガリー ペーチェ大学代替医療研究所 山元新頭針治療を用いた脳卒中患者のリハビリテーション:パイロットスタディ (Rehabilitation of stroke patients using Yamamoto New Scalp Acupuncture: a pilot study.)】

バーセルインデックスと言うA D L(日常生活動作)の評価尺度を使い脳梗塞の患者さんを2年間追跡調査した結果、従来のリハビリテーションで介入したグループに比べて、YNSAで介入した患者さんの2割以上回復率が高かったとの報告。

【帝京大学医学部附属病院麻酔科 頸髄損傷による中枢性疼痛に対して頭皮鍼が奏効した一症例】

「頭皮鍼治療により疼痛は治療開始前の30%程度となり、同時に上肢筋力の回復も認めた。他の治療は全く行われず、鍼治療による副作用はなかった。頭皮鍼治療は脊髄損傷による神経障害性疼痛に積極的に用いて良い治療と思われた」(『慢性疼痛』VOL.29、No.1 2010)との報告。

【その他】

医学論文データベース“Pubmed”を使ってYNSA(Yamamoto New Scalp Acupuncture)を検索すると2020年現在、世界各国から19の論文がヒット。

 

このように高い治療効果を示す医療技術であることから、山元医師は世界中から指導要請を受け、近年まで毎月各国に赴き指導にあたってきました。また2018年までは、宮崎のご自身の病院でも、アメリカ・ブラジル・ドイツ・イタリア#山元・ヨーロッパなど、世界各国の医学部の教授クラスのDr.たちが、毎年40〜50人、一週間の日程で来日し、山元先生の手技を学んでいた。中には20年近く毎年来日し、常に進化し続けるYNSAを定期的に学び、その内容を自国に持ち帰って講習会を開き、YNSAの啓蒙活動に取組んでいる医師もいます。

現在山元医師は90歳を超えられ、体調の問題によりセミナー指導を行っていませんが、これまで山元医師の指導を受けた世界各国の医師を中心に勉強会が開かれ、YNSAを実践する医師が続々と増えています。

世界では、このように高い評価を受けているにも関わらず、お膝元である日本でのYNSAの評価は、近年まで思わしいものではなく、医師会からは30年近く無視され、鍼灸師会においても、医師が開発した治療ということで、講演依頼はほとんどありませんでした。

しかし2013年、山元医師と加藤で立ち上げたYNSA学会の誕生により、日本でも一気に広がりを見せ、2020年現在、医師・歯科医師・鍼灸師・獣医師の会員が600名を超える会に成長し、年に一度、YNSA全国学術大会も開催されています。
現在、YNSA学会のホームページには全国でYNSAを行っている治療家の名前が出てきます。ぜひ、身近なところに先生がいないかを探してみてください。そして、一度治療を受けてみてください。今までになかった改善効果に驚かれると思います。





医療法人社団徳風会 こもれびの診療所:https://komorebi-shinryojo.com/

電話:03-6806-5457
住所:〒116-0003 東京都荒川区南千住5-21-7-2F(旧日下診療所)
最寄り駅:南千住駅より 徒歩 5 分

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