引き寄せの法則 2
■引き寄せの法則~実践編
では、引き寄せの法則の実践の仕方を具体的にご説明しましょう。
1. 自分の感情を意識する
今、自分が何を思っているか、何を感じているか、まずそれを知るよう心がけてください。自分の気持ちに注意を向けるのです。自分の人生をコントロールしているのは周囲の状況ではなく、その状況によって生じた自分の感情であることを理解してください。
2. いいこと探しをする~感謝する習慣をつける
次に、小さなことで良いので、毎日の生活の中で「うれしい」「ありがとう」と言いたくなるような出来事を探す習慣をつけてください。
「通勤時間に読みたかった本が読めた」、「子供の笑顔に癒された」、「お弁当がおいしかった」、「青空がきれいだ」などでOKです。それらをノートにメモすると、さらに効果がアップします。
3. 悪いこともいいことに変えるトレーニングを繰り返す
いいことを探す癖が身についたら行いたいのが、少し悪いかな、というような出来事も良いことに変えていく訓練です。
古い家が嫌だ→「古い家だけど大きくて静かで、いいところもある」
美味しくない料理をだされた→「おかげであまり食べられずダイエットできた」
このような感じで、自分の感情を言い変えるトレーニングを行うのです。
慣れてくれば、リストラだって、「長い人生こんなときもある。新しい経験が出来るかもしれないし、時間も自由になる。このときを楽しんじゃおう」と思えるようになるかもしれません。
この訓練で大切なことは、「自分の気分を良くする方法は、状況を変えることではなく、自分の意識を変えることである」という点です。自分が喜びを感じられるかどうかは、自分が何に対して注意を向けることかにかかっています。
地球上どこを捜しても、100%満足できる環境などありません。私たちに出来ることは、すべての出来事に対して、どういう感情を選ぶか、ということだけなのです。究極の目標は、すべての物事や人に対して感謝出来るようになることです。その境地に近づけば近づくほど、感謝のパワーが相手や物にシャワーのように降り注ぎ、そこに感謝と幸せの流れが出来上がるようになります。
4. 今持っているものや手が届くことの中に、豊かさを感じていく
今を大切にするためには、今あるものだけで豊かさを感じることです。「家があれば」「車があれば」「出世すれば」など、今ないものに意識を向けると、おのずと今の感情は「不幸せ」になっていきます。
5. わずかでも幸せだと感じる方を選択する
あなたの前に選択肢がいくつかあるのなら、「お金」や「社会的地位」、「常識」などに縛らず、必ず、あなたが「幸せだ」と感じる方を選んでください。もし、AとBの二つの選択で悩んだら、どちらを選んだら、「わくわくするか」を基準にすると解りやすくなります。
6. 夢や願い、がかなってもかなわなくても、どっちでも良いと思えるくらい現実を楽しむ
「役者になりたい」、「公務員になりたい」などいろいろな夢があるでしょう。しかし、引き寄せの法則で大事なことは、夢をかなえることではなく、夢に向かっている今を精一杯楽しむことです。そのようにして今を楽しんでいると、夢や希望は自然とかなう方向に向かっていきます。歯を食いしばって努力する必要はありません。幸せになるために頑張っても、幸せにはなれません。そのうち、結果のためではなく「努力したいから努力する」という状態になっていきます。無理して努力するより、とにかく「いい気分」でいる時間を長くしていくこと。その方が、よほど素敵な人生を勝ち取ることが出来ます。余裕がなくなるほどの頑張りは、正しい頑張りではないことを理解してください。
7. 今の豊かさに感謝し、喜んでいると、物質的な豊かさもやがて呼び込まれてくる。
今、あなたが幸せであれば、物質的な豊かさも自然とやってきます。何も心配はいりません。
引き寄せの法則のポイントはただ一つ、今、この瞬間、幸せを感じる状態であることだけです。
今、苦しみのなかにいる人は簡単ではないかもしれません。けれども、苦しいと感じているのはあなたの脳(思考)なのです。思考は、訓練によってコントロールすることが出来ます。まずは、その一歩として、良いことを探すことからスタートしてみてください。
どうか2021年が幸せいっぱいでありますように。
医療法人社団徳風会 こもれびの診療所:https://komorebi-shinryojo.com/
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