死ぬその日までやり続けたいこと

      2021/06/04

死生学研究を通じて、私は死は、まったく不幸という事はないと思っています。
 

もちろん命の長さには長短があるし、理不尽に感じる死もありあます。しかし長く生きることが目的なのではなく、どう生きたか、どう死んだかという事が重要になると考えています。
つまり重要なのは、長生きすることではなく、自分に与えられた命をどう生きるべきなのか、ということです。

人間はなんのためにこの世に生まれてきたのかと言えば、

「幸せになる」

ためです。そして

「あなたの周りの人を幸せにする」

ためです。

 

例えばもし、余命3か月の命と宣告された場合、私たちは何をやるべきか。

 

命の長短は関係ないとお話ししました。

とすればやることはシンプルです。

命が終わる瞬間まで、いつも笑顔を振りまいて、しゃべる言葉は「嬉しい」「楽しい」「愛している」「大好き」「ありがとう」「ついてるなあ」など聞いてうれしくなる言葉であればよいのではないかと考えます。

動かない体であったとしても、言葉が残っていれば、言葉で人を幸せにできます。

言葉がダメでも笑顔があれば人を幸せにできます。

つまり、死ぬその日まで、私たちは人を幸せにできるのです。

 

「喜ばれる存在」として、その役割を担って、自分の目の前に来た人には笑顔で、常に温かい言葉をかけ、自分の一言一言を喜ばれるように生きていく、それが、最高の生き方だと思っています。

死を目前にしたとき、果たして私に、それができるのか?
 

まだまだ未熟な私ですから、絶対できる!!と声高に宣言することはできません。
でも、実践したいと思いますし、死ぬその日まで、これが実践出来たらなら、魂は輝くのだろうなと思っています。

前回、ガンディーの言葉をお伝えしました。

「明日死ぬと思って生きなさい」

 

明日、もし命が尽きたとしても、悔いがないよう、今日も笑顔で、うれしい言葉だけの1日である様に、努力を続けたいと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
 

どうかあなたが、あなたの周りが笑顔で一杯でありますように。

 

追伸:もし、あなたの近くに死に行く人がいたら、その時はただそばにいてあげてください。これだけで十分です。





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